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「報告します!!日本国がアメリカの支配下に置かれました!!」

「どういう事?」

「詳しい事は調査中ですが、日本側が敗戦を認めたとの事です」

「そうなんだ…」

 

いけないね。

 

「僕が連絡を取るよ。アメリカ君に繋いで?」

 

それは僕のものだよ。

 

「やあ、アメリカかい?久しぶりだね。いや、おめでとうと言おうと思って。日本を手に入れたそうじゃなか。そんな警戒しないで…今はいいよ。僕も色々立て込んでいるから許してあげる。でも、忘れないで?日本は僕がいつか貰うって事…。そう怒らないでよ、今じゃないんだから軽く受け取って。アメリカンジョークってやつ、それでいいよ。…知ってるよ?君がどれほど日本を好きで、自分のものにしたかったか。念願が叶った事を今は喜んでいるよ。他の誰よりもね?…あぁ、それだけ。、近いうちまた連絡するよ…それじゃあね」

本当だよ、今はとても喜んでいる。アメリカが日本をもっと魅力的に変えてくれる事を…。今だって十分魅力的なんだ。もっともっと磨かれる…そうしたら日本を迎えに行こう。

 

“ねぇ、僕をスキって言ってよ。そしたら助けてあげる”

“あなたなんて大嫌いです。口が裂けても言えませんよ、そんなおぞましい事”

 

あの時、君は本当の殺意で僕を見ていた。その瞬間、鳥肌さえ立った。君の曇りのない目に、僕にないものを君は持っているから。

いたぶって、泣かせて、許しを請わせたらどんなに良いだろう。僕だけを映して、僕の言いなりになって、そして捨ててあげたい。

もちろん僕の息のかかっている所に…僕だけを求めて君は淫らに誘うだろう。

 

そうなる日を考えるだけで笑みさえこぼれるよ。

 

アメリカ…君はまだまだ使える存在。

でも、大切な僕の玩具を壊したりしたら許さない。

 

壊すのは、僕の役目なんだからね・・・・。